審査プロセス

投稿・査読・掲載までのプロセス


  • 編集事務局(NPO法人ratik)で投稿論文の形式が規定を満たすかを確認のうえ、大きな問題がなければ、「編集委員長」または「常任編集委員」が、当該論文の「担当編集者(アクションエディター)」に就きます。
  • 論文の査読・審査は、アクションエディターが中心になって複数人員で実施します。
  • アクションエディターは内容に応じて、専門家の審査委員に査読を依頼します(なお、審査委員に査読を依頼する以前に、「本誌の趣旨に合致しない」「倫理的に問題がある」などの理由から、アクションエディターの判断で「修正の依頼」あるいは「不採択」という裁定を下す場合があります)。審査委員による査読は匿名(ブラインド)で行います。
  • アクションエディターは、査読結果をもとに下記のいずれかの判定を行い、編集委員会は、通常1〜3ヶ月以内に投稿者に判定結果をフィードバックします(研究の種類や文字数、論文としての完成度に応じてさらに数ヶ月、時間を要する場合があります)。
判定の種類 判定の意味 審査プロセス
採択 投稿された原稿の状態のままほぼ修正せず掲載する 編集事務局が著者と連絡を取りながら組版を行うなかで,形式的な修正が求められる場合もある
修正採択 軽微な修正を条件として掲載する 修正後は,再び審査委員による査読をせず,アクションエディターが確認する
再審査 査読結果をもとに大きな修正を求めたうえで審査をし,掲載可能かどうかを改めて判断する 修正後は,再び審査委員による査読がなされる
不採択 掲載はできない 審査は終了する
判定不能 審査者の評価が大きく異なる 審査委員を追加して審査を続ける
  • 採択後、刊行に向け体裁を整え、著者による初校校正・1回(PDFファイル上、期間約1週間)をお願いします。
  • 校正に際し、著者の責任で英文箇所(タイトル、Abstract 等)の「ネイティブチェック」を受けてください。「校閲証明書」の提出をもって校正の完了とみなします。

 

投稿から刊行までのチャート


review_process

  • なお、本誌は、定例の編集委員会はなく、投稿と査読のプロセスに応じて、その都度、メール審議を行います。
  • 入会申請中の著者からの投稿論文についても、入会審査を待たず、審査を開始します。

 

刊行の形式


 

著作権


  • 本誌に掲載された「各論文」の著作権は、投稿者自身が有するものとします。
  • また、各論文を選り集め編んだ「本誌全体」(編集著作物)の著作権は、本学会が有するものとします。
  • 本誌・本学会の役割は、研究・実践の成果発信の質を向上し、その集積により伝達効果を高めることにあります。
  • 各投稿者は、上記の趣旨に合致する限りにおいて、投稿論文の採択と同時に、ジャーナルとして編集することはもとより、複製・公衆送信・展示・頒布など、著作物である当該論文の「利用」を本学会に許諾するものとします。
  • 投稿者は、投稿論文が本誌に掲載・刊行された後、自らの著作物である当該論文を自由に複製・公衆送信・展示・頒布することができます。
  • また、それと同時に投稿者には、著作者として「他学術誌への二重投稿の禁止」「研究・実践や論文作成における倫理的配慮」「他人の著作物の引用等時の著作権侵害を避ける処置」などにおいて、責任ある態度が強く求められます。

 

■編集事務局・特定非営利活動法人(NPO法人)ratik とは


  • ratik(らてぃっく)は、主として人文・社会科学領域の専門書・新刊を電子書籍として出版(企画・編集・制作・販売)する特定非営利活動法人(NPO 法人)です(2013 年5 月設立)。
  • 学問やそれに根ざす実践にかかわる情報を「選り集め、編み、発信する」ことで、学術コミュニケーションの活性化を目指しています。
  • URL:http://ratik.org/